ID : 5569
公開日 : 2007年 12月 3日
タイトル
新たに花背50ヘクタール購入 npo法人 クマ生息山林保全
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007120300049&genre=H1&area=K1D
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元urltop:
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写真:
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クマが生息する豊かな山林を購入し、環境保全に取り組んでいるNPO法人(特定非営利活動法人)「奥山保全トラスト」(兵庫県西宮市)はこのほど、京都市左京区花背の自然林50ヘクタールを購入した、と
発表した。京滋では同市右京区の山林に続いて2カ所目になる。
新たに購入したのは、琵琶湖グランドホテル(大津市)の関連会社が所有していた鴨川の源流に位置する山林。針葉樹のアスナロやヒノキなどが分布し、ツキノワグマの生息も確認されている。
同法人は、自然保護団体「日本熊森協会」のトラスト部門を独立させて昨年3月に発足した。寄付金をもとに、これまで全国7カ所で計約1200ヘクタールの天然林や人工林を購入し、動物が生息する森林の保全に努め
ている。
京都市内の森林は、同協会府支部のメンバー約700人が、不法投棄の見回りや人工林の間伐などをして管理するという。
森林を提供した琵琶湖グランドホテルの金子基文社長(72)は「次の世代のためにも豊かな自然が残る山を守ってほしい」と期待している。