ID : 412
公開日 : 2006年 2月28日
タイトル
5年間で森林面積率を20%に 中国が目標設定
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新聞名
中華人民共和国大使館
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元URL.
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/xwdt/t237303.htm
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元urltop:
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写真:
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中国は今後5年間に植林緑化事業への資金投入を増やし、2010年までに森林面積率を現在の18・21%から20%に引き上げ、生態環境を一層改善する。
国家林業局の賈治邦局長は27日、国務院(中央政府)報道事務室が開いた記者会見の席で、この「雄大な5カ年計画」を発表し、砂漠対策、野生動植物自然保護区と湿地自然保護区の建設、国内の需要に応えるための
速成林の造成が今後5年間の森林事業の重点になるだろうと語った。
中国は過去5年間、生態系の改善を重点とする林業発展戦略を実施し、2120億元の資金を林業に投入し、自然林保護事業、退耕還林事業(傾斜地にある耕地を森林に戻し、荒地で植林を行う事業)、速成林造成事業
など6大森林事業をスタートさせた。
最新のデータによると、中国の森林面積率は2001年の16・5%から現在の18・2%に向上し、森林蓄積量は115億6700万立方メートルから124億5600万立方メートルに増加しており、重点事業による植林を重点
とし、民間による植林と奉仕植林を補助とする植林緑化事業の新たな枠組みが基本的に出来上がっている。
賈局長は「植林緑化事業を通じて、中国の砂漠対策は砂漠化面積が前世紀末の年平均3436平方キロ拡大していた状況から年平均1283平方キロ減少するという大きな成果を収めており、新中国が建国された1949
年以来初めて砂漠化面積が減少に転じた」と指摘した。