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国家林業局の高官は27日、北京で開かれた記者会見の席上「今後5年間に、中国は生態系保護を主とする林業の発展戦略を引き続き実施すると同時に経済建設と環境保護のために林業を積極的に発展させ
ていく」と述べました。
中国は森林カバー率の低い国です。現在全国の森林カバー率はわずか18.2%で、世界の平均レベルを下回っています。国家林業局の賈治邦局長は「今後、森林のカバー率を高める。2010年までに全国の森林カバー
率を20%に増やす。また50%の湿地と90%の野生動植物が効果的に保護される目標を実現させる」と語りました。
現在、中国の植林面積は5300万ヘクタールで、全国の自然保護区は1700ヵ所近くあり、総面積は1億2千万ヘクタールで世界の平均レベルを上回っています。砂漠化した土地の面積も年々減少しつつあります。
賈治邦局長は「生態系建設を行っているので、産業システムを構築する必要がある。この産業システムが構築されてこそ、木材などの商品需要を満たすとともにもっと多くの関連製品を提供できる。これによって、生態
系建設をさらに支持し、生態系建設の成果を保つことができる」と話しました。
中国の林業は主に農村地区に集中しています。このため、林業の発展を速めることは、農村の経済発展を促進します。また農村の生態系建設と自然環境の改善に役立つほか、農民の増収と農村人口の就職促進にもつ
ながります。
27日開かれた記者会見で、国家林業局の曹清尭報道官は「林業の発展を通して、中国は経済発展と住民生活における木材の使用問題を解決した」と述べました。
現在、外国には「中国が周辺諸国から木材を輸入することによって、周辺の国々の森林資源を破壊した」という意見も出ました。これについて曹清尭報道官は「森林資源を保護し、発展させることは世界各国の共通の責
任である。中国政府は自然の森林を保護するなどのプロジェクトを始めた。このことは、中国が生態系の安全の関心を表しただけでなく、中国が世界の生態系建設への貢献でもある。中国は国内の資源を保護すると同
時に、国内の木材生産基地を育てている。これらの措置を通じて木材の生産量と生産率を高められる。これで、われわれは木材への需要問題を効果的に解決できる」と説明しました。
この報道官はさらに「中国政府は森林の不法の伐採と輸出入に断固反対し、木材の輸入を厳しく管理している。中国は木材管理法を完備するほか、周辺諸国とともに木材の不法販売を撲滅している」と紹介しました。+
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