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マンサク
くっきりと刻印された 神のメッセージが脈上に。 森林科学園にて 10月29日採集
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マンサク 葉の表情に時の経つのも忘れた
名前の由来はふたつある。東北地方で「まんず咲く、春いちばんの花」だから。
ふたつめは「枝いっぱいに咲く花は、豊年満作の知らせ」。なるほどどちらの説も花に着目
しているけれど、葉っぱもいいのになあ。
しっかりした葉質で凸凹しているので、かなり感触も楽しめるし、葉脈がつくりだす表情は
独特でいつまで見ていても飽きない。
紅葉もまた格別。英名はジャパニーズ ウィッチ ヘイゼル (日本の魔女のハシバミ)などと
聞くと、葉っぱのくっきりとした葉脈が魔女の顔のしわに見えてきたりするから不思議。
Witchを辞書で調べてみると、「魔女、鬼ばば、巫女、醜い老女、俗語でものすごく魅力
的な女性」とでてきた。うーん、やっぱり一番最後の意味がいい 花言葉は魔力・霊感。
実の話もおもしろいんだけど、また今度。 |
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マルバノキ
綺麗に色づいたのに、あっそうか。今を生きている。 森林科か学園にて 10月29日採集
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マルバノキ 丸いハート型が恋の占師のよう 10月の終わりに訪れた山の中にある森林科学園。園内を1周し終えると、 日が沈みかけていた。 急いでまだ見ていない入口脇の小樹小園の小道に入る。 淡い緑色、黄色、燃えるような赤、真紅・・・・。 色とりどりの葉で輝いている木を見つけた。 長い柄に丸いハート型の葉。恋を占いながら色づいているみたいな木だった。 |
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ガマズミ
誰か黄色のスプレー吹きかけた?天使のいたずら。 アカシデの脇にて 11月18日採集
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ガマズミ 天使の翼の感触
明けの明星の色づきを誇るアカシデの木の脇で、また別の色模様が展開されていた。
葉脈と葉脈の間がふくらんでいる丸い葉っぱ。葉脈はかなりくっきりしている。
誰かがスプレーを吹きかけたような人工的な色づき。
マンサクの葉っぱのようなゴワッとした感触だろうな、と予想して触ってみたら
びっくりするぐらいフワフワだった。4本指と親指をパクパクさせて、
何度も何度も感触を楽しんだ。
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