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葉っぱのメッセージ




   
ハクウンボク
白雲に似た葉裏の感触。 脈をたどり山谷を旅する。 国立公園にて  11月19日採集
ハクウンボク 白い雲の木と書いて

大空をのんびりとたゆとう、綿雲みたいな葉っぱの木だった。
そして脱色したような色づきの葉は、悪戯者の妖精たちがオキシフルを吹きかけたみたいだ。
葉裏の感触は、細かく白い柔らかな毛で覆われているので、とてもソフト。雲に触ったらこんな
感じだろうなあ。5、6月に群がって咲く白い花を白雲にたとえて、この名という。葉っぱも雲のよ
うだったよ。ホント--。
アカシデ
星屑の降る静夜の街角に、  灰白色の星々の導き。  サイクルロードにて。  11月18日採集
 
アカシデ 明けの明星の気高さ

  気高い朱色の葉に目を奪われた。ポケット図鑑で調べてみる。――カバノキ科クマシデ属アカシデ。
新芽も秋の色づきも赤いのでこの名。仲間にクマシデ・イヌシデ・サワシデ・イワシデがいる――。
カバでクマでイヌでサワでイワシでアカい?明けの明星の気高さを持つ紅葉を見て、語呂合わせの
世界へと誘われた。『沢でかば・熊・犬で鰯で宴会。仲間の証で』。
ドウダンツツジ
ダンスダンス!踊りすぎて  こんなに真っ赤っか。  国立公園にて   11月18日採集
 
ドウダンツツジ 秋の巷で静かなブーム

  威勢のいい名の語感。だけどかわいらしい葉っぱ。灯台ツツジが訛ってこの名。灯台といっても結び灯台のこと。
三角錐状に組み合わせた3本の棒の上に油皿をのせた照明器具。
よく時代劇の戦陣シーンでメラメラ燃えあがっていたりする、あれ。枝ぶりがこの灯台の脚にそっくりなので。
春先の小さな白い壺状の花も可憐だけど、紅葉も絶品。今、静かなブーム――。
ハナゾノツクバネウツギ
うふっ!アタシって  かわいい?ねえねえねえ。  みんなの原っぱにて   11月18日採集
 
ハナゾノツクバネウツギ 大正時代に渡来しました

  出身は中国。両親はシナツクバネウツギとユニフローラ。
大正末期に来日して、もはや生け垣などでもおなじみの存在。
葉っぱは小さく、色が緑のうちは厚くて光沢があるけれど、11月の半ばに色づいた葉の質は柔らかだった。
ハナゾノツクバネウツギに限らず、色づきと共に葉っぱの感触も変わってくる。目で見て楽しむだけでなく、
触れて楽しむ葉の観賞もまたおもしろいもの。
サルスベリ
1枚1枚に語り尽くせぬ物語。  見れば見るほどに……。  公園入口ゲートにて   10月25日採集
 
サルスベリ こだわりの樹肌にサルもお手上げ

  毎日通る街路にも植えられている。夏になると瑞々しいショッキングピンクの花が枝先にたわわに咲いて
美しい。ひとつひとつの花は1日の命なのだけれど、蕾が続々と開くので永いこと咲き続けているように見える。
だから別名、百日紅。花言葉も『雄弁』。樹肌のなめらかさは惜しみない愛を受けて育った証?それとも、猿も
登れない木を1本!と、神さまの悪戯心のなせる業?



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