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コハウチワカエデ
半分、雲に隠れたお月さま。
国立公園にて
11月18日採集 |
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ハウチワカエデ
きれいな仲秋の名月。
でも、どうしてささくれだっているの?
通り沿いの家の庭先にて
11月16日採集 |
ハウチワカエデ 天狗は左団扇で過ごしたの?
コハウチワカエデ 子天狗専用の団扇の木?
マイクジャク 母天狗のおしゃれな団扇?
天狗様の持っている鳥の羽で作ったうちわに葉っぱの形を見立てて、羽団扇楓。
日本のモミジの中では葉っぱが一番大きい。葉柄は短く、葉っぱの形が葉柄のつけ根から丸くお月様のように
なっている。だから別名メイゲツカエデなのだろうか。
秋の紅葉は絶品。そのくせ大きくなっても五メートルなので、庭木として人気者だ。
ハウチワカエデに似ているけれど葉っぱが小さいので、小羽団扇楓。別名は、イタヤメイゲツ。
葉柄は長くて、葉っぱの形は基部が水平に近いハ―ト型。これがハウチワカエデの葉っぱとの大きな違い。
マイクジャクは、ハウチワカエデの園芸品種。
尾羽を開いたクジャクが舞う様をほうふつとさせる葉っぱの形から、舞孔雀。この葉の紅葉は、雄クジャクが広
げた羽の如く美しい。だからこれも庭木・盆栽としても人気者。うちにも一本欲しい。 |
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ギンカエデ
ドイツの山はこの葉の輪郭の
ように険しかったのかなあ。
一人旅をした友に捧ぐ
ドイツ・ハルツ山地にて
10月21日採集 |
ギンカエデ 燃えさかる紅蓮の炎。でも裏は銀
英名Silver Maple(シルバーメイプル)とは、素敵な響き。それで和名も銀色のカエデで、銀楓。
別名も銀の葉のカエデで、ギンヨウカエデ。しかしこの葉っぱ、どこが銀色なのだろうとよくよく見てみると、葉っぱ
の裏側が銀色だった。銀白色に光り輝いていた。
北アメリカ東部が原産地だけど、この葉っぱはドイツ・ハルツ山地産。高さ四十メートルくらいにまでなる高木だ
けど、日本では肩身が狭いのか、それほど大きくはならない。五つに深く裂け、葉っぱの先が長く伸びているの
が特徴。美事な紅い色づきは押し葉にしても消えることはなかった。 |