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オトコヨウゾメ緑のギザギザが楽しげな 歌を歌っているみたい。 国立公園にて 11月24日採集 |
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オトコヨウゾメ 素性不明のかわいいやつ 葉っぱ狩りの七つ道具のひとつに、ポケット図鑑がある。 名前の知れない木の葉の下で図鑑をひもとき調べる。継続は力なりというけれど、 本当だ。少しずつ見当がつくようになってきた。が、この葉の前で立ち往生。 小一時間・・・・・ 「オトコヨウゾメ。ガマズミ属の一員。傷ついたり、折れたりすると色が黒変する。 名の由来不明」ミステリアスな色づきとこの素性の知れなさ。 ますます魅惑のペールに包まれる。 でも「日当たりのよいところが好き」何だ、結構かわいらしい。 |
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セイヨウシナノキひたすら描くことでしか 葉の言葉聴くすべ持たず。 緑の散策路にて 7月28日採集 |
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セイヨウシナノキ 斜に構えた姿が魅力 シナノキの仲間の葉っぱたちは、なぜか左右不対称。 ボダイジュやヘラノキも歪んでいる。 ギザギサのハート型で斜に構えたセイヨウシナノキの葉っぱは、 他の種類の木の葉たちとは違う、別の方向を見据えているよう。 その眼差しを追って、私も視点を変えて見ると、別の世界の広がりを感じた。 |
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ハクモクレン汚れちまった葉っぱでいい。 そのまんまでいい。 緑の散策路にて 10月6日採集 |
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ハクモクレン 希望に胸をふくらませ続ける 市役所に向かう路地の角に、それほど大きくはないけれどハクモクレンの木が一本 植えられている。逆さに立てた大きな卵のお尻をちょんと摘んだような形の葉っぱ だけど、この形でとどまっていない。生長し続け、落葉間際になると本当にまあるく なってしまうものもある。どうしてこんなに生長し続けるのか分からない。 希望の明日しか見つづけていないからさ。とハクモクレン。 それじゃ私も、胸一杯に深く希望を吸い込んでみる。 |