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ID : 4688
公開日 : 2007年 9月11日
タイトル
共同提案した木製橋の設計・施工案が採用された
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/news/20070911/KT070910BSI090011000022.htm
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元urltop:
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写真:
 
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守谷商会(長野市)、斎藤木材工業(小県郡長和町)、長野技研(松本市)の3社は10日、東京都江戸川区が進めている新川(しんかわ)の環境整備事業で、共同提案した木製橋の設計・施工案が採用されたと発表した。発注予定額は約8千万円。県内産カラマツの集成材とコンクリートを併用し、強度を高めた。応募は全国から28件あり、3社は「県内企業の提案が都内で実現する意義は大きい」と喜んでいる。
 江戸川区によると、新川は江戸時代から塩の運搬に使われていた一級河川。区は当時の趣を再現しようと、護岸工事と並行して環境整備を進めており、川沿いに桜並木を造成、住民の憩いの場にする計画。なるべく木を使い、今後50年の維持管理もすることを基本に、橋の設計・施工案を公募した。
 守谷商会などの案は、3カ所の工事のうちの1つに採用された。橋は幅4メートル、長さ20メートルの歩行者用で、最下層のけたにカラマツ集成材を使用。集成材同士を鋼材で連結し、強度を高める独自の工法を取り入れる。けたは雨や太陽光による劣化を防ぐためコンクリート床材で覆う。手すりは東京都多摩地区のスギなどを用いる。
 主要部材は木だが、上部を覆うため木製には見えづらい。この工法は県内と静岡県の歩道橋など10カ所に採用されている。集成材接合の工法特許を持つ斎藤木材工業の斎藤健専務は「木が外観だけでなく、構造材として活用が増えれば、森林の再生、二酸化炭素排出量の削減に役立つ。安い外国産材に技術力で勝っていきたい」とする。
 江戸川区土木部は「構造のほか、金額や耐久性、外観など総合的に判断した」と説明。今後、詳細設計を詰め、年度内に着工、来年度に完成の予定だ。
 守谷商会土木事業部は「同じ建設業でも、専門が異なる企業の共同事業は貴重。今後は積極的に持ち掛け、同様の企画があれば参加したい」としている。
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