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ID : 4067
公開日 : 2007年 6月12日
タイトル
木曽ヒノキの文化をどう継承 上松町でシンポ
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/news/20070612/KT070610FUI090003000022.htm
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元urltop:
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写真:
 
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木曽ヒノキの活用や次世代への継承について考えるシンポジウムが10日、木曽郡上松町の県木曽勤労者福祉センターで開かれ、文化財の建築に木曽ヒノキがどう使われたかの事例報告や、公開討論会を行った。
 各地の設計や建築、林業などの関係者によるNPO法人「木の建築フォラム」と「文化遺産を未来につなぐ森づくりのための有識者会議」、地元の木曽官材市売協同組合が「第10回木の建築フォラム木曽」として開いた。
 公開討論会は「木曽天然檜(ひのき)の魅力-文化遺産と森づくり-」と題し、4人のパネリストが話した。このうち同会議の伊藤延男理事長は、法隆寺など世界文化遺産にもなっている木造建築物の維持にヒノキの良材が不可欠として「材料確保を国全体の運動にする必要がある」とした。
 山本博一東大大学院教授は、江戸時代初期の伐採で天然更新した木曽ヒノキの大径木が現在を支えているとし「切れ目無く木を使っていかないと価値ある木は育たない」と指摘。木の建物も二酸化炭素を固定し続けるため「木材を使い、長く持たせることは環境にも貢献する」と訴えていた。
 節のないヒノキを求められる苦労が事例報告で出たことから「節は枝の跡で木にあるのは当然」と、利用者の意識改革を促す声もあった。
 取材に対し、同フォラムの坂本功理事長は「日本には大工の腕と木を調達できる底力があり、今後は木を育てる人と使う人の連携が一層大事になる。産地にも頑張ってほしい」と話していた。
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