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ID : 4016
公開日 : 2007年 6月 6日
タイトル
「さかた材」ブランド化へ 生産―消費 業者が連携 ネットワーク設立
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新聞名
荘内日報
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元URL.
http://www.shonai-nippo.co.jp/cgi/0/ad_vw.cgi?p=dy:2007:6:6
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元urltop:
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写真:
 
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酒田市内の林業、製材、建築、設計業者らによるネットワーク組織「さかた木づかい夢ネット」が5日、設立された。木材の生産から消費までにかかわる業者らが連携を強め、後継者育成や活用技術の調査研究、消費者PRなどを通じて、住宅や木工品による地域産材の活用を図っていく。
 酒田市では2005年11月の1市3町の合併に伴い、林野面積は3万6584ヘクタールとなり、全市に占める割合は60・7%と、旧市に比べ面積で約15倍、林野率で46・5ポイントと飛躍的に増加した。森林整備や林業の活性化、杉を中心とする地域産材の活用が重要課題となっている。
 今回のネットワーク組織は、市が昨年11月から関連業者による意見交換を行う中で、「川上から川下(生産から消費)までのネットワーク構築が重要」との声が強まったことを踏まえ、設立された。
 当初の会員は林業、製材、材木商、建築、建設、設計などの組合や業界団体を含む合わせて16個人・法人。県の新税・みどり環境税の受け皿を意識し、主に市の補助で運営していく。
 事業では、地域産材の品質向上による「さかた材」としてのブランド確立、林業や建築の後継者育成、消費者が地元に森林に親しむ機会の創出、地域産材の活用技術の調査研究などに取り組む。
 具体的に本年度は、林業士対象の現地指導、消費者対象の森林視察会、地域産材を活用した家具など試作品の展示などを実施する予定。
 この日、希望ホールで開かれた設立総会には賛同者(会員)と事務局の市の関係者、合わせて約30人が参加。規約や本年度事業計画を決めた。会長には設立準備会長の佐藤佶さん(佐藤製材社長)を選出した。
 佐藤さんは開会冒頭のあいさつで、「市民1人3本で、30万本。植えるのではなく育てる、守るのではなく活用できる森を」と会の目指す方向性を示した。        
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