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ID : 186
公開日 : 2006年 1月29日
タイトル
「山に貢献したい」 チェーンソーアート愛好者
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新聞名
紀伊民報
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元URL.
http://www.agara.co.jp/DAILY/20060128/20060128_002.html
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元urltop:
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写真:
 
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田辺市龍神村に住むチェーンソーアートの愛好者らが、本年度から間伐材の購入に乗り出す。行政の補助事業に頼らず、山林の間伐を促進するのが目的で、購入予定価格は一般的な出荷価格より高めの1立方メートルあたり2万円。龍神村森林組合の真砂佳明専務理事は「山主にとって悪い値段ではなく、間伐をしても手元にいくらかは残せるだろう。山のことを考えてくれる取り組みをありがたく思う」と話している。  木材の価格低迷で、間伐の採算が合わず放置されている山林が増えている。このため、チェーンソー愛好者らが「山に貢献したい」と立ち上がった。これまでは使用する間伐材を無料で譲り受けることが多かったという。
 木材を購入するのは、チェーンソーアート世界チャンピオンの城所啓二さんが興した「チェンソーアート・ジャパン」社と愛好者らでつくる「龍神チェンソーカービング倶楽部」、事業や催しを手掛ける「龍神チェンソーカービング組合準備会」の3団体。
 基本的に国などの間伐補助事業を受けられない面積10アール以下の小規模な山林を優先。チェーンソーアートで使うスギを対象に、直径30センチ程度の木を購入する。今後、市内で対象とする適地(山林)を探す。
 山林所有者と契約し、森林組合などに伐採、搬出作業を委託する。間伐をした記念に、林内に彫刻作品を残す予定。すでに倒木されている間伐材もなるべく購入する。
 昨年、県内のチェーンソーアート愛好者ら25人が使ったスギは、年間30立方メートル以上。愛好者が増えていることに加え、地域で大会を開催したり、組合準備会がチェーンソーアート用のスギ材を通信販売したりするようになっているため、さらに需要が増えると見込まれている。
 龍神チェンソーカービング組合準備会の松本晋平発起人代表は「間伐を進めて山の経済に寄与したい」と話している。
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