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ID : 2329
公開日 : 2006年 12月21日
タイトル
集成材で頑丈ガードレール 八雲町に試験設置 旭川の企業と林産試
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061221&j=0024&k=200612214519
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元urltop:
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写真:
 
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道立林産試験場(旭川)と旭川市内の企業が、カラマツの集成材を使った木製ガードレール「ビスタガード」を開発した。角材や丸太を使った従来の木製ガードレールより雪の重みに強く、ひび割れやねじれが生じにくいのが特長。道内の一般道で木製ガードレールの使用例はなく、林産試などは一般道での普及を目指している。
 木製ガードレールは自然景観を損なわず、間伐材の有効活用にもつながるとして、林産試と、旭川市内の建設資材会社「ノムラ」など四社でつくる北海道産木材利用協同組合が二年がかりで開発した。
 厚さ約三センチ、幅約十五センチの板を五枚張り合わせた集成材を使うことで強度を高め、これを四五度に傾けて雪や雨が地表に落ちるよう工夫。また、金属製の支柱と集成材を固定する金具に厚みを持たせ、車の衝撃や雪の重みに対する耐久性を高めた。林産試と同組合はこうした構造について特許を出願している。
 しかし、一般道にガードレールとして設置するには国交省の強度基準をクリアしなければならない。開発に当たった今井良研究員は「一、二年以内に基準をクリアして、一般道での普及を目指したい」と話している。
 林産試などは十一月、渡島管内八雲町内の林道で、がけ沿いに十五メートルにわたってビスタガードを試験設置。今月からは公園や私有地の防護柵など向けに市販を始めた。価格は一メートル当たり約三万円。鋼製ガードレールの約三倍だが、大量生産が進めば二万円程度に抑えられる見通しという。
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