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ID : 1882
公開日 : 2006年 10月20日
タイトル
森林保全で官学連携 飯能市と駿河台大
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新聞名
埼玉新聞
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元URL.
http://www.saitama-np.co.jp/news10/20/14l.html
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元urltop:
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写真:
 
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   官学一体で百年間、森林の維持・保全と森林文化の振興を図ろうと、飯能市と市内の駿河台大学(竹下守夫学長)は十九日、「森林環境プロジェクト実施協定」を締結した。プロジェクトは、市が無償供与した市有林の一部で、同大の学生が森林育成の体験学習や農村生活のフィールド学習を行う。市は指導者の派遣や農村生活のあっ旋などで学生を支援する。同大は来年度から新たな学科「森林文化科」を新設し、体験学習を修了した学生に単位を与える。同大によると、官学でのプロジェクトは全国でも珍しいという。
森林環境プロジェクト実施協定を結んだ沢辺瀞壱飯能市長(左)と竹下守夫駿河台大学学長=19日、飯能市役所  プロジェクトの市有林は、市内上名栗の大栗沢地区〇・七ヘクタールと、菖蒲ヶ入地区〇・四ヘクタール。
 大栗沢ではスギ、ヒノキの間伐や枝打ち、下草刈り作業を、菖蒲ヶ入ではナラなどの広葉樹を植樹する。苗木は市が提供する。間伐材を利用したベンチなどをつくり、地域貢献する計画も検討している。
 プロジェクトでは両地区を「駿大の森」と命名し、官学共同で百年間、森林環境教育及び行政の推進に努める。
 同大は今年が創立二十年の節目。地域貢献の一環としてプロジェクトの締結に踏み切った。プロジェクトを通じて、法学部の学生には「法と環境」を、経済学部の学生には西川材の活用による「森林地域と経済」を学び、その知識と経験を広く全国に発信することに期待を寄せている。
 森林文化科が新設される来年度は、同市の「森林文化都市宣言事業」の本格実施年度にあたる。
 原聰現代文化学部教授は「せっかく森林に囲まれた学校に通っているのだから、学校の中だけでなく、地域に溶け込んで、森林に暮らす人々の暮らしを学んでほしい。学生の若い目で、森林文化をアピールできると思う」と話している。
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