ID : 15730
公開日 : 2010年 4月13日
タイトル
身近な山菜味わおう…岩国の農林業者消費拡大へ試食会
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20100413-OYT8T00020.htm
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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県岩国農林事務所は12日、岩国地域で採れる豊かな山菜の地産地消を促そうと、農林業に携わる女性らが作った山菜料理の試食会を岩国市内で初めて開いた。飲食店や青果販売の関係者らが招かれ、地元の食材を生かした珍しい料理を興味深そうに味わっていた。(大脇知子)
県の農林漁業女性による地域ビジネス推進事業(2009~12年度)の一環。岩国地域は、北西部を中心に山林が多く、山菜が豊富だが、自宅で調理されるなど、商品としての出荷は少ないという。
試食会は、調理方法を紹介し、消費拡大につなげようと企画。岩国市の錦、美和、周東地区の女性グループの約20人が、ワサビの葉で巻いたおむすび、ゼンマイの白あえ、コゴミのゴマあえ、天ぷらなど17種類の山菜を使った7品を調理、食べた参加者から意見を聞いた。
同市錦町の温泉施設料理長、中田富士子さん(50)は「オドリコソウやアザミが食べられることは初めて知った。山菜は利用客の評判もいいので、食材の種類を増やしたい」と語り、同市麻里布町の商業施設で青果主任を務める藤原一史さん(36)も「山菜の地産地消は、販売者としても期待できる。レシピを紹介すれば、買い求める人も多いのでは」と評した。
料理を紹介した錦町林業振興会顧問の藤井キクエさん(80)は「評判はよく、手応えを感じた。販路の開拓につなげたい」と話していた。