ID : 15710
公開日 : 2010年 4月 9日
タイトル
木質バイオマス:導入促進へ、専門家派遣の倍増図る--県林業振興課 /岩手
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100410ddlk03010053000c.html
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元urltop:
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写真:
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県は、木質バイオマスエネルギー利用について助言、指導する専門家の無料派遣制度の利用を、積極的に呼びかけている。09年度の利用が低調だったためだ。利用増加で、林業振興や低炭素社会の実現をさらに促したい考えだ。
派遣するのは、岩手大学の沢辺攻・名誉教授と、自然エネルギーコンサル協会の福島尚理事。09年度は、自治体や企業6団体に計7回派遣された。だが、木質燃料用ボイラー新設など目立った成果が出なかった。県林業振興課では、初期投資費用がかかることが、敬遠理由とみる。
今年度は広報を重点化して派遣回数の倍増を図る。農業、商業施設の暖房など、利用がなかった業界への働きかけも強化する。
木質バイオマスは製材や製紙で出る木の皮や木くず、間伐材などを燃料にし、資源の有効利用ができる。同課の多田野修主査は「国の補助金制度もあることを説明するなどして、導入への理解を求めたい」と話す。問い合わせは同課(電話019・629・5774)へ。