ID : 15681
公開日 : 2010年 4月 8日
タイトル
貢献人たち:CSRの現場から 自然化粧品会社「スタイラ」 /東京
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100407ddlk13040217000c.html
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元urltop:
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写真:
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<貢献人(こうけんびと)たち>
◇自然原料100%のスキンケア 肌によく環境負荷少ない アースデイ東京に初参加 代々木公園(渋谷区)で17、18日に開かれる「アースデイ東京」に「キッズスタイリング」のブースが初登場する。
都内の美容室のスタイリストらがボランティアで参加し、100%自然原料の整髪剤で子どもたちの髪を整える。写真撮影のコーナー(有料)もあり、収益は全額、高知県馬路村に開設された「千年の森基金」に寄付。森林保護の活動に充てられる。
「オーガニック(有機)の製品は私たちの肌にいいだけではなく、農薬や化学物質を使用しないので環境負荷も少ない」と企画した自然化粧品会社「スタイラ」(港区)の副社長、横川まいこさん(34)は説明する。親子で楽しみながら環境問題を考えてもらうのが出展の趣旨だ。
美容業界でも「安全、安心な商品を」と社長の野田義宗さん(36)や横川さんら有志で6年前に同社を設立した。「欧米では、ハーブやオイルなど植物の力を借りて自然治癒力を引き出す考え方が化粧品の分野にも浸透していた」と言い、初めはナチュラルコスメの輸入販売からスタート。3年目には、自社開発のメーク商品を売り出した。現在は米国の「ジョンマスターオーガニック」や「エルバビーバ」の総代理店も手がける。いずれも世界的に定評のあるブランドで「自然エネルギーの導入やボトルに再生可能な素材を用いるなど環境対策も推進している」という。
スタイラでも、商品を取り扱う店の陳列棚や顧客に配るうちわなどの素材に国産の間伐材を使用する。「日本でも相次ぐ食品の偽装事件をきっかけに消費者の意識が変わってきた。食べるものと同じようにオーガニックの化粧品が一つの分野として確立しつつある」
いまは社員も40人に増え、「今後は社会貢献活動にも力を入れていきたい」と横川さんは話す。