ID : 15403
公開日 : 2010年 3月18日
タイトル
障害者のエコ事業:倒木や間伐材使用の燃料を製造 秋にも作業所開設-
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/mie/news/20100317ddlk24040381000c.html
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元urltop:
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写真:
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2NPO、市に協力要請 倒木や間伐材を加工した燃料、ペレットを製造する作業所の建設計画が名張市で進んでいる。「赤目の里山を育てる会」(伊井野雄二理事長)と、障害者の保護者でつくる「市手をつなぐ育成会」(寺田伊三男理事長)の二つのNPO法人の協働事業。障害者の就労の選択肢が広がるほか、市が推進するバイオマスタウン構想にも合致する点に着目した。両理事長は16日、市役所に亀井利克市長を訪ね、事業への協力を要請した。
「赤目」はエコリゾート赤目の森(上三谷)の倒木などを細かく砕き、錠剤状のペレットに成型する機械を導入。年間40トンを製造し、施設のストーブの燃料としている。
「育成会」は市内の障害者の保護者170人で組織。障害者の多くは市内や近郊の作業所などで働いているが、個々の障害者の能力、適性に合った就労先の確保が課題となっている。
計画では、作業所は赤目の森内に置き、大型の成型機を導入して年間100トンの製造、販売を目指す。開所は早ければ今年秋の見込み。
申し入れで両理事長は、障害者が作るペレットを市として購入する▽公的施設にペレットストーブ・ボイラーを導入する▽一般市民や事業所への普及を支援する--などを求めた。