ID : 15388
公開日 : 2010年 3月 7日
タイトル
地場木材に「建材の価値」を お試し暮らしでカラマツお試し
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新聞名
東奥日報
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元URL.
http://www.toonippo.co.jp/doshin_news/news2010/0308_2.html
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元urltop:
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写真:
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町内の設備会社、大標熱学(松村康宏社長)が、町内産カラマツを使ったログハウスを町内旭ケ丘に建て、移住促進事業「お試し暮らし」で貸し出す。ゆがむため敬遠されがちなカラマツだが、松村社長は「しっかり使えることを証明したかった。地産地消、産業の循環になれば」と話している。
同社の「お試し暮らし」向けは2棟目。カラマツは成長が早く、戦後、日本中で植林されたが、チップや梱包(こんぽう)材などに使われる程度で商品価値が低いのが現状。建材として活用できれば「地域経済の底上げになる」と思い立ち、昨年7月から建築し年末に完成した。
「お試し暮らし」に家具類付きで月12万円で貸す。すでに東京の夫婦が2月に3泊して気に入り、6~10月を予約した。松村社長は「お試し移住だけでなく、快適性を町民にも分かってほしい」と予約期間以外は広く貸し出す考えだ。
町内での「お試し暮らし」は2007年度(65人、滞在日数820日)、08年度(71人、同1235日)と全道一。09年度も上半期で57人、同1129日と好調。お試し暮らし用住宅は民間、町所有合わせて10棟ある。