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ID : 15215
公開日 : 2010年 3月 4日
タイトル
環境に優しくコストも削減 県警、県産スギの木製標識80本設置
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新聞名
徳島新聞
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元URL.
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2010/03/2010_126759910399.html
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました
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徳島県警は、スギの間伐材を使った標識80本を、徳島市内の新町川水際公園など県内7カ所の公園の周辺道路に試験設置した。県産材の有効活用などが狙い。従来の鉄製標識に比べて費用が抑えられ、材質が柔らかいため、車が衝突しても衝撃が少ないといった利点がある。間伐材を標識に活用するのは全国で4県目。
 設置したのは、新町川水際公園のほか▽徳島みなと公園(徳島市)▽とくしま動物園(同)▽日峰大神子広域公園(同)▽鳴門ドイツ館(鳴門市)▽あすたむらんど徳島(板野町)▽県立神山森林公園(神山町)-の周辺や園内の道路。総費用は約500万円。
 県警交通規制課によると、間伐材は標識柱に使われ、直径8センチ、高さ3メートル前後。耐用年数は10~15年で、鉄製標識の耐用年数(25~30年)に比べて短いが、価格は1本約8千円と鉄製の約半額。
 湿度の変化の大きい梅雨や台風の時期に、ゆがみやひび割れが出ないかなどを、数年かけて検証する。問題がなければ、設置個所を増やす。
 同課の杉本雅昭次長は「木製標識は公園などの景観にとけ込み、環境負荷も低い。検証を重ねて環境資材としての普及を目指したい」と話した。