ID : 1137
公開日 : 2006年 6月 3日
タイトル
間伐材利用促進へ新チーム
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新聞名
南信州サイバーニュース
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元URL.
http://www.minamishinshu.co.jp/news2006/6/7n1.htm
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元urltop:
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写真:
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南信州産の間伐材を使った木造住宅を増やして木材の地産地消を進めようと、県下伊那地方事務所は5日、部局を横断する独自組織「木造住宅建築推進プロジェクトチーム」を発足した。初年度のことしは昨年実績を9棟上回る30棟を目標に掲げ、地域木材を使って家を建てた住民や工務店からの聞き取りを通じて効果的な周知方法を探る。
地域産材の利用促進による森林整備を進める環境森林チームと、住居建築をめぐる助成金を担当する土地利用・建築室の職員10人で構成。県飯田合同庁舎で開いた初会合では、30棟の目標を達成するために求められる対策、施策について意見を交わした。
根羽スギや遠山スギに代表される南信州産材を将来はブランド化したい考えもあり、4年ほど前から開いている木造住宅見学会「木の集い」の強化や、木材を発注する工務店を対象にした聞き取りや勉強会の実施、開催を検討。施工者となる工務店を巻き込んだ住民への周知方法を探る、とした。
年に4、5回ほど開いてきた木の集いでは、参加者の中から地域産材を用いた家屋の施主となる人も出てきており、さらなる効果の発揮を目指して開催方法を体系的にまとめ直す案も出ている。
県産材の利用促進を目指す県は昨年、県産材を使って木造住宅の新築、リフォームをする人を対象にした助成制度を創設。地域住民や工務店に対する制度の周知も、利用促進を進めるうえで大きなカギになるとみている。
今後は月に2回ほど会合を開くほか、チームのメンバーらが工務店などをめぐって聞き取りを進めるという。