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ID : 15006
公開日 : 2010年 2月10日
タイトル
入浴施設などに廃材燃料の導入提案 高森町商工会エコチーム
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20100211/CK2010021102000022.html
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました
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 高森町商工会のウッド・エコプロジェクトチーム(今村彰吾チームリーダー)は10日、町内の木質廃材を燃料にした「バイオマスボイラーシステム」の試案をまとめ、町まちづくり振興公社が運営する日帰り入浴施設「御大の館」と隣接の宿泊宴会施設「湯ケ洞」への導入を提案した。 同チームは、二酸化炭素(CO2)削減の仕組みを地域内に構築しようと、昨年2月に発足。先進地視察などをしながらシステム構築を検討してきた。 試案では御大の館敷地内にバイオマスボイラーを設置。町内で出た木製家具廃材などを砕いたチップやおがくずを燃料に稼働させ、両施設の湯沸かしや館内暖房などに使う。 両施設は灯油ボイラーで湯の加温や館内暖房をしており、年間23万リットルの灯油を使っている。その90%をバイオマスに転換すればCO2を90・1%削減できると試算する。 ボイラーなどの設備投資額は約1億600万円で、約2分の1は国の補助。灯油からの切り替えで年間約1000万円の燃料費削減が可能なため、設備費償却は5年ででき、その後は年間970万円の経費カットが続けられるという。 町によると、3月末までに温泉施設検討委員会を設置し、両施設の運営の見直しや改修内容の検討を始める予定で、今村チームリーダーらからシステムの説明を町役場で聞いた熊谷元尋町長は「導入の可能性について検討委員会で研究する」と述べた。