ID : 14983
公開日 : 2010年 2月10日
タイトル
三重県が県産材使い木製トレー開発へ
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010021190093947.html
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元urltop:
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写真:
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三重県は2010年度から、県産のスギやヒノキの間伐材などを使った食品売り場向けの木製トレーの開発に乗り出す。2年で大量生産する計画で、当初予算案に開発費1350万円を計上。ほとんど捨てられている間伐材の有効利用で、木材の需要拡大につなげたい考えだ。 県によると、木製トレーは高知、大分、福岡3県の企業や森林組合が製造しているが、自治体が手掛けるのは初めて。県の工業、林業両研究所、地元企業が協力し、1年目にモデル製品の開発や消費者の反応調査をし、11年度中に生産を始め、大手スーパーなどに出荷する。 間伐材や、丸太を角材にする際に出る端材を利用。薄く切り、金型でプレスして長方形の皿に成型する。通常は1~2分かかるプレス加工を瞬時にできる機械も開発し、これまで難しかった大量生産ラインを確立。他県のほぼ半額の10円程度という安価で高品質な製品を目指す。 県森林・林業経営室の担当者は「発泡スチロールより高級感が出て、商品の付加価値が高まる。加工処理も研究中で、洗えば家庭で再利用できるようにしたい」と話している。