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ID : 14905
公開日 : 2010年 2月 5日
タイトル
伐採ツアー:樹齢120年の杉 住宅建築希望者ら、見学に参加--川上 
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100204ddlk29040637000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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 樹齢100年以上の杉の植林地で山仕事を見学する「伐採ツアー」が、川上村で都会の住宅建築希望者らを招待して開かれた。「良い木を育て、長く使おう」と、同村の木材関係者でつくる「川上さぷり」(川上産吉野材販売促進協同組合)と大阪市の設計事務所「なちゅらる・さーかす」が「吉野材住宅ネット」を発足させ、初めて企画した。今後も年3回、ツアーを募集する。
 ツアーには、県内、大阪、兵庫から4工務店と45人が参加。産地側は「いい木を使った家は長く使え、短寿命住宅より資源、環境にやさしい。良い家づくりが良い森を育てる」と説明した。
 川上村を中心とする吉野では、密植して間伐と枝打ちを繰り返すことにより、木目が詰まって節がない材木を育てている。東川地区の植林地では、樹齢120年の杉の伐採を見学。直径80センチもある杉が地響きを上げて倒れると、「すごい」と拍手が起きた。
 神戸市から来た60代の女性2人は「伐採は初めて見た。ここで見る木は町で見る材木とは違う。120年の杉が一瞬に切られてかわいそうだが、木はいいし、できれば使いたい」と驚いた様子。東大阪市の工務店経営、中土居厚さん(74)は「国産材は今は高くない。木目が見え、つやがあって柔らかい無垢(むく)材の良さを知ってほしい」と話していた