ID : 14888
公開日 : 2010年 2月 4日
タイトル
高知県が19年度の温室効果ガス排出量を算定
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新聞名
MSN産経
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/region/shikoku/kochi/100204/kch1002040216000-n1.htm
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写真:
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高知県は、平成19年度の県内の温室効果ガスの排出量の状況をまとめた。二酸化炭素(CO2)に換算すると、総排出量は906万5千トンで、県が削減計画の基準としている2年度(834万5千トン)に比べて8・6%増加したものの、間伐による森林吸収量を差し引くと同年度比5・2%削減となり、平成22年度までに基準年比6%削減とした県の削減目標レベルに近づいているという。 県によると、総排出量は17年度(943万5千トン)をピークに減少傾向にある。19年度を分野別にみると、基準年度に比べ、自家用車が輩出する運輸部門が64・1%増えたのをはじめ、家庭や事務所が輩出する民生部門が30・1%増、工場や建設現場から出る産業部門も6・5%増加。一方で、耕作放棄地の増加などで農業部門は45・5%減少。廃棄物部門も11・6%減った。 森林吸収量は間伐の推進により、115万3千トンと算出。森林吸収量の算出を始めた16年度以降は毎年吸収量が増えているとした。 県環境共生課は「景気の低迷による産業部門の減少やエコ家電の普及、間伐の促進などで削減目標は達成できるのではないか」とみている。