ID : 14776
公開日 : 2010年 1月26日
タイトル
新潟県、森林環境税の導入検討 木材輸送距離で課税
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20100126cfb2604j26.html
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元urltop:
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写真:
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新潟県の泉田裕彦知事は26日、輸送距離に応じて木材に課税する森林環境税の導入を検討すると発表した。船などで運ぶ際に二酸化炭素(CO2)を排出する輸入木材の使用を抑え、県産材の使用を促すのが狙い。2010年4月に知事の諮問機関、県税制調査会を設置して検討する。早ければ11年度にも導入する可能性がある。
この森林環境税は、木材を輸送する際に石油資源を消費して発生する二酸化炭素「ウッドマイレージCO2」に課税する。輸送距離に応じて税率を変えることを検討する。
結果的に新潟から遠いところから運ばれる輸入木材の使用が減り、国産材や輸送距離が短い県内産の木材の消費量を増やすことにつなげる。森林資源の保全やCO2排出量の抑制も狙う。
県によると、これまで、ほかの自治体では県民税に一律数百円を上乗せして徴収し、森林保全に利用する森林環境税はあったが、運ぶ木材に税を課すタイプは初めてという。