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ID : 14770
公開日 : 2010年 1月23日
タイトル
森守る 都市住民 自然に親しむイベント開催も
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20100124/CK2010012402000093.html
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元urltop:
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写真:
 
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船橋市で森林整備に取り組むNPO法人「こぴすくらぶ」が、本年度の間伐・間伐材利用コンクールの「森林ボランティア団体などによる森づくり」部門で最高の林野庁長官賞を受けた。森林の所有者四十三人と契約し、約百二ヘクタールの整備を受託。都市部での住民による森林管理は全国的にも珍しいという。(小林孝一郎)
 こぴすくらぶは二〇〇五年二月、県と船橋市の市民講座「森林の学校」の受講生とボランティアが中心になって設立された。現在の会員は三十~七十代の主婦、元会社員ら三十八人。林業の専門家はいない。チェーンソーや刈り払い機の使い方などの講習を受けてから作業に当たる。 何十年も放置された森林では竹やササなどがうっそうと生い茂り、一メートル先も見えないほど。月八回の活動で、少しずつ間伐して下草を刈り、クヌギやコナラ、スギなどを植えていく。気が遠くなるほど地道で、ハチに刺されることもある危険な作業だ。 〇八年度までに約四十ヘクタールの森林を整備。本年度中に五十ヘクタールを超え、委託されている面積の半分以上に達する見込みだ。 子どものころから山や森が好きで、会社を定年退職後に森林ボランティアを始めた中嶋守男会長(69)は「地道にやってきたことが認められてよかった」と受賞を喜ぶ。会員たちには「ずっとホコリをかぶりながらやってきたが、これからも“誇り”を持ってやってくれ」とダジャレを交えて報告したという。 森林整備のほかに、地域の親子を招いた植樹祭、竹細工や木工などを教えるイベントも開催。シイタケの菌を植え付けた原木をプレゼントするなどし、地域での認知度も高まってきた。 「一回整備したら終わりではない。ほっておくと下草や竹がすぐ生えてくるし、最低でも四十年は続けないと」と中嶋会長。手を入れた森林を維持し続けるためにも「絶えず新しい人に入ってほしい」と一緒に活動する仲間を募っている。
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