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ID : 14745
公開日 : 2010年 1月25日
タイトル
C・Wニコル氏ら森林整備訴え 対馬で林業再生シンポ
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新聞名
長崎新聞
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元URL.
http://www.nagasaki-np.co.jp/douga/20100123/04.shtml
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元urltop:
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写真:
  動画も見ることができました
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シンポジウム「対馬から“林業再生”を考える-“森里海連環”思想の提案-」(対馬森林組合主催、日本に健全な森をつくり直す委員会共催、長崎新聞社など後援)が23日、対馬市内で開かれた。島内外から約900人が来場。環境保護活動家で作家のC・Wニコル氏らが海や川、山の生き物をはぐくむ森の役割を強調し、パネル討論などで森林整備の意義について考えた。
 同委員会は東大名誉教授の養老孟司氏が委員長、ニコル氏が副委員長を務め、2008年7月発足。21世紀を「森林(もり)の時代」にしていくための世論形成を目的に全国各地でシンポを開催。森、川、海のつながりと生態系保全について考える森里海連環学を提案している。シンポは福井、和歌山、高知各県に続き、4回目の開催。
 基調講演ではニコル氏が「カナダではサケが川を多く上る年は木の年輪が太く、サケが海の栄養を運んでいた」と述べ、海、川、山のつながりを指摘。自らの里山再生の取り組みをスライドで紹介し、「森は癒やしと交流の役割があり、手入れが必要。森の再整備をやろう」と呼び掛けた。
 パネル討論では財部能成対馬市長、扇次男対馬森林組合長のほか、地元の漁協、農協の組合長らが登壇。アウトドアライターの天野礼子氏がコーディネーターを務めた。
 財部市長は「森づくり条例を今年から2カ年かけてつくりたい」と語り、扇組合長は農林水産業が連携した協議会の創設を提案したほか、「対馬の木で家を造ることが間伐促進につながる」と森林整備の意義を訴えた。
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