ID : 14696
公開日 : 2010年 1月19日
タイトル
3年通った演習林に別れ 伊万里農林「離山式」
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新聞名
saga-s
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元URL.
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1528218.article.html
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元urltop:
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写真:
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伊万里農林高森林工学科3年生の恒例行事「離山式」が18日、伊万里市の腰岳中腹の演習林であった。今春卒業する36人が、最後の実習としてヒノキ約400本を記念植樹、授業で慣れ親しんだ山に別れを告げた。
演習林は約26ヘクタール。枝打ちや下草刈り、間伐などの実習で3年間、20回以上通った”第2の教室”でもある。生徒たちは、これまで培った技術を駆使、くわを振るい、約30アールの急斜面に2年もののヒノキを1・5メートル間隔で手際よく植樹した。
植樹終了後、太田貞武校長が「木が年輪を刻むように一年一年、大きく成長してほしい」と激励した。生徒を代表し、野球部で昨夏の甲子園に初出場した川原僚二君が「実習を通して肉体的、精神的に成長し、夢の甲子園出場を果たすことができた。演習林での3年間を誇りに思う」と感謝の言葉を述べた。
生徒たちは最後にジンギスカンを味わい、3年間の思い出話に花を咲かせた。苗木は今後、後輩らの手で大切に育てられる。