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ID : 14659
公開日 : 2010年 1月13日
タイトル
バイオマスで未来明るく 自家発電の燃料を変更
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20100114/CK2010011402000152.html
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元urltop:
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写真:
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小松の自生園 小松市上荒屋町の社会福祉法人「自生園」は、同園で使う燃料を「化石燃料」の重油から「木質バイオマス燃料」に切り替えた。将来的には、市が所有管理する造林地(五百七十七ヘクタール)の間伐材などから出る樹皮や端材も燃料化する計画だ。(増田育子) 自生園は、二酸化炭素(CO2)を多く排出する重油で長年、施設内の温水機能や空調設備を稼働させてきた。しかし地球温暖化が問題になるにつれ、化石燃料を多く使用する現状を見直し、代替燃料の模索を始めた。 試行錯誤の末、昨年末、市内で捨てられる予定だった製材屑(くず)を県外の業者に依頼して固形燃料の「木質ペレット」にした後購入。ペレットを燃やして木質バイオマス燃料として使う試みを始めた。木質バイオマス燃料でもCO2は排出されるが、空気中のCO2を吸った木材を燃やすため、空気中でのCO2増減はない。 同園では、年間で重油四万五千リットルを消費しているが、燃料を切り替えたことで重油消費量はゼロ。CO2に換算すると、年間百二十トンの削減が期待できるという。今後は、市の造林地などに放置されたままの間伐材などを自前の設備でペレット化し、森を守る取り組みと連携していきたい考えだ。自生園常務理事の木崎馨雄さん(38)は「自分だけが良い社会ではなく、他人のために尽くせる社会にしたい。子どもに明るい未来を残したい」と話す。 自生園は一九八一(昭和五十六)年に設立。特別養護老人ホームと養護盲老人ホームを運営し、現在、計約百五十人がいる。
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