ID : 1606
公開日 : 2006年 9月 8日
タイトル
木材供給、10年後35%増に・基本計画を閣議決定
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20060908AT3S0801C08092006.html
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元urltop:
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写真:
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政府は8日、森林・林業基本計画を閣議決定した。木材供給量を10年後に35%増やすことを目指す。立地条件に合った林業を推進するため、効率的な作業システムなどの普及を進める。採算悪化の影響で荒廃の進む森林が増える恐れもあることから、100年先を見据えた森林造りを後押しする。
2004年の木材需要は9100万立方メートルで、そのうち1700万立方メートルを国産材でまかなっている。これを、林業の効率化を進め安定供給体制をつくることで、25年には2300万立方メートルに増やす。
伐採時期を迎えた森林は、人工林全体の3割に達しているが、木材価格の低下から間伐が進んでいない地域もある。森林の荒廃が進む恐れもあることから、従来の50年単位の林業を100年単位に変えるための技術支援を進め、樹齢の高い木材の生産などを後押しする。
花粉症対策も進め、花粉のないスギの開発や雄花の多いスギ林の間伐を進める。