ID : 14565
公開日 : 2009年 12月29日
タイトル
熱帯林「6割消える」 今世紀中に保全策を/国際研究チー
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新聞名
日本農業新聞
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元URL.
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin0/article.php?storyid=881
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元urltop:
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写真:
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森林保全対策を取らないと、今世紀末までにアジア、アフリカ、中南米に現存する熱帯林全体の63%が破壊され、山火事や焼き畑によって大気中に放出される二酸化炭素(CO2)は炭素換算で1755億トンに達する可能性があるとの試算を、米国、英国、オーストラリアなどの研究者で組織する国際研究チーム「陸域炭素グループ(TCG)」がまとめた。
TCGは、森林に関するデータがそろっている73の開発途上国の、森林の総面積、経済的に価値が低く簡単に農地に転換されてしまうような森林の面積、森林保護区の面積などを分析。これまでの各国の森林面積の変化などを加味し、長期的に破壊される危険性が高い森林の面積を推定した結果、破壊される危険が大きい熱帯林は、アジアで57%、中南米で63%、アフリカで67%に達することが判明した