ID : 14549
公開日 : 2009年 12月25日
タイトル
森林整備などで8%削減可能
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新聞名
NHK
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元URL.
http://www.nhk.or.jp/news/t10014683151000.html#
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元urltop:
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写真:
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農林水産省は、今後10年間で30兆円規模の費用を森林の整備などにあてれば、農林水産分野の取り組みだけで、温室効果ガスの排出量を2020年までに1990年と比べておよそ8%削減できるという試算をまとめました。農林水産省の試算によりますと、温室効果ガスを吸収する森林について、年間55万ヘクタール程度、間伐などの整備を進めることで、温室効果ガスの排出量を2020年までに1990年と比べて3.2%削減できるとしています。また、農村で太陽光発電や小規模の水力発電などの新エネルギーの導入を進めれば、2.5%削減できるとしています。さらに、食品製造工場のボイラーの効率化や農業用ハウスの改修などの対策をとることによって、農林水産分野の取り組みだけで、温室効果ガスを2020年までに1990年と比べて7.9%削減することが可能だとしています。これは政府が掲げた中期目標の3分の1近くにあたりますが、農林水産省は、これらの取り組みには、国の補助金や民間の設備投資などで10年間に30兆円規模の費用が必要になるとしており、具体化に向けては負担への理解が必要だとしています。