ID : 1599
公開日 : 2006年 9月 6日
タイトル
岡山県北部の製材会社など、国産材の新生産システム構築へ
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20060907c6b0702207.html
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元urltop:
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写真:
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岡山県北部の製材会社や森林所有者は連携して杉やヒノキなど国産材の新しい生産システム構築に乗り出す。院庄林業(津山市、豆原直行社長)など製材各社が共同で乾燥や仕上げ加工の工場を建設。同社を中心に森林所有者との原料丸太の長期契約方式も試験導入する。生産、流通、加工コストの削減で低迷している国産材の収益力を改善し、森林の再植林可能な仕組みづくりを目指す。
大手の院庄林業をはじめ、津山市とその周辺の製材13社を中心に年内にも協同組合を設立する。真庭市などの製材業者にも呼びかけており、参加企業はさらに広がる見込み。協同組合は国産材製材品の乾燥、仕上げ加工工場を2007年秋にも着工、08年春に操業開始する計画。候補地は津山市内の県営「久米産業団地」で、投資額は4億円程度の見通し。
参加する製材会社が自社工場で独自に生産した製材品を組合の工場に集めて共同で乾燥、仕上げ加工することでコストを引き下げる。