ID : 14391
公開日 : 2009年 12月15日
タイトル
COP15:途上国の森林減少阻止 合意案、共同で30年までに
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/select/science/news/20091214dde007030059000c.html
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元urltop:
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写真:
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国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)で、森林対策に関する合意文書案が明らかになった。地球温暖化の主な原因である森林破壊に歯止めをかけようと、各国が協力して30年までに途上国の森林減少を食い止めるという目標を掲げている。
南米やアフリカなどの途上国では、食料生産などを目的に森林の大量伐採が続いている。国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、世界の温室効果ガス排出量の2割は森林減少が原因と分析している。
合意文書案によると、すべての締約国が共同で、30年までに途上国における森林面積の減少を止め、増加に転じさせることを明記。
森林分野における温室効果ガス削減のための途上国の役割として、森林の劣化や減少に伴う排出量削減▽(適切な植林、間伐などの)持続可能な森林経営--を挙げた。
しかし、実行に向けた支援などは議論が進んでおらず、今後、どのようなルールを整備するのかが問われそうだ。