ID : 14169
公開日 : 2009年 11月27日
タイトル
発電用燃料に木質ペレット 常磐共同火力計画
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091128t62023.htm
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写真:
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常磐共同火力勿来発電所(福島県いわき市佐糠町)は、2011年2月に木質ペレットを使った燃料で発電を開始することを決めた。現在は石炭や重油を燃焼させており、年間15万トンの二酸化炭素(CO2)削減効果が見込まれる。
計画では、木質原料を圧縮成形したペレットを石炭などと混合、4基のうち3基(出力計145万キロワット)で年間合わせて9万トンを燃焼させる。
木質ペレットの混入割合は3%で、削減されるCO215万トンは一般家庭2万7000世帯分の年間排出量に相当するという。ペレットはオーストラリアや東南アジアから輸入する。
今月30日にペレット貯蔵タンクなどの工事に着手し、10年11月に完成予定。試験運転を経て、11年2月からの本格運転を目指す。ペレットは石炭よりコストが若干割高になるが、同社は「低炭素社会の実現に寄与したい」と話している。
同社によると、全国の商業用火力発電所では、西日本を中心とする電力会社数基で木質バイオマス燃料を使っているという。勿来発電所では08年4月から、東京都内で排出された下水汚泥で作った顆粒(かりゅう)状の炭化燃料も利用している。