ID : 14107
公開日 : 2009年 11月24日
タイトル
住宅に国産材を 那須・有志がNPO設立、森林活性化・環境保全へ
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新聞名
下野新聞
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元URL.
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20091123/239053
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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住宅建築の国産材利用を促して森林の活性化を目指そうと、町内外の有志が結集し特定非営利活動法人(NPO法人)「森と家を結ぶ会」(益子重具理事長)を立ち上げた。今後、木の魅力を発信する取り組みを本格化させていく。益子理事長は「森林が活性化しないで荒れていくことは国益を損なう。木を使うことが山を生かすということを伝えたい」と話している。
日本の山林は保水・治水、二酸化炭素(CO2)固定化に大きな役割を果たしている。しかし担い手不足もあって間伐などの管理が行き届かないことや、伐採期の木が切られないことによるCO2吸収量の減少で、森林の荒廃や環境への影響が懸念される。
同法人は、木材利用を拡大させて健全な山林の育成と環境保全へ貢献することを目的に今年8月、設計士や工務店・材木店関係者、大学教授や山林経営者らが立ち上げた。
8日には「八溝杉の伐採現場を見にいこう」と題したイベントを開催。木材流通に携わる人や学生、親子らが参加し、山林に対する理解を深めた。
来春にはここで植林体験するイベントを企画。国産材を生かした家造りをしている建築現場見学会も検討している。
益子理事長は、コピー用紙に値段の高い再生紙を使うことがステータスと感じるように「国産材を使うことで環境保全に協力しているという満足感や視点を持ってもらえたらいい」と話す。
同会は趣旨に賛同し、一緒に活動する会員を募集している。問い合わせは同法人電話0287・75・7050。