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ID : 14078
公開日 : 2009年 11月19日
タイトル
薪ストーブ、わが家に再び 里山再生へ小海高生「普及を」 長野
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200911190335.html
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました
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里山再生プロジェクトに取り組んでいる小海町の県立小海高校の生徒たちが、かつてはどの家にもあった薪ストーブを再び普及させる取り組みを始めた。ヤニの多い針葉樹も燃やせる無煙ストーブを導入し、燃料に間伐材を使うことで、手入れもままならない森を「回す」(循環させる)のがねらいだ。
 小海高は八ケ岳のふもとに位置し、林業科があったほど林業とのかかわりが深い学校だ。今は普通科だけだが、全国有数のカラマツ林が広がる地域にあり、生徒の52%の家では山林を所有しているという。そこで3年前、「高校生として何か里山の再生につながる取り組みができないか」(花岡秀樹教諭)と、生徒に呼び掛けてプロジェクトを始動させた。
 これまでの活動が認められて、今年度は国のエネルギー教育実践校の認定を受けた。補助金50万円弱の一部で「無煙薪ストーブ」(千曲市のモキ製作所製)を購入した。燃焼温度は800度。外国製のストーブよりはるかに高温となるため、タールがたまる針葉樹も燃やせ、カラマツも薪として使えるのが特長の一つという。
 ストーブの火入れは9日にあった。生徒約50人が、カラマツなどの間伐材をノコギリやチェーンソーで切り、丸太の状態でストーブにくべて燃え具合を確認。ストーブで温めた豚汁を味わった。
 薪づくりは初めてという人がほとんどで、このプロジェクトに参加して森林の機能と現状を学んだという3年の菊池和也さん(17)=佐久穂町=は「森林を顧みて、古里に帰ってくるきっかけになると思う」とあいさつしていた。
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