ID : 14035
公開日 : 2009年 11月17日
タイトル
「庭園のように整備したい」 旭川荘、樹木台帳を製作
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新聞名
山陽新聞
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元URL.
http://svr.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2009111710375728/
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元urltop:
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写真:
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より良い環境で障害者ケアを―。社会福祉法人旭川荘(岡山市北区祇園)は、各施設の敷地に植えた木々の生育状態などを記録する「樹木台帳」の作成を進めている。育成管理を徹底し、障害者が憩える環境づくりに生かすのが狙い。「将来は庭園のように整備したい」と構想は膨らむ。
旭川荘は1957(昭和32)年の設立時から、利用者らに緑に囲まれた快適な生活を送ってもらおうと敷地に植樹。岡山県内をはじめ、愛媛県の施設も含めた11カ所にポプラやイチョウ、エノキなどが計3500本ある。
環境を意識し、緑化推進による二酸化炭素(CO2)排出量削減も狙いの1つ。2008年4月、各施設から計15人が集まり、環境改善に向けて活動する環境福祉委員会を設立した。
同10月から調査を始め、樹木の高さや幹の直径、枯れていないかなどをチェック。調べた木には番号ラベルを付けて管理している。今年4月、幹の直径が50センチ以上ある1447本の記録を終えた。
現在は幹の直径が30センチ以上50センチ未満の木を対象に実施。終わり次第、さらに小さい樹木に取り掛かり、将来的にはすべてを調べる。数年ごとに再調査し、記録を更新する。
塚本季由委員長は「台帳を作ることで樹木を育てる職員の意識向上も期待できる。利用者や地域住民に喜んでもらえるよう取り組みたい」としている。