ID : 13969
公開日 : 2009年 11月10日
タイトル
広葉樹1161本「被害」 市報告、大館署が現地調査
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/akita/news/20091110ddlk05040031000c.html
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元urltop:
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写真:
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武藤忠孝・北秋田市議が経営する林業会社、武藤林業による大館市十二所地区での市有林伐採問題で同市は9日、市議会総務財政常任委員会で「同社による無断伐採である」と報告。切られたのはナラ548本を含む広葉樹1161本であることを明らかにした。また大館署が現地の確認調査に乗り出したという。
大館市によると、同社は8月にこの地区の民有林の伐採を手掛けたが、境界を越えて県保安林でもある市有林約1・5ヘクタールについても無届けで作業道を開設し伐採していたことが、同社と民有林の伐採契約を交わした大滝植林組合関係者らの指摘で発覚。市は10月21日に現地を確認した際、作業現場に居合わせた武藤市議に伐採の即時中止を求めたという。
武藤市議は市に対し、「間違って伐採した」と説明。しかし市側は「現場周辺には市有林であることを示す標柱があり、誤って伐採するとは考えにくい。説明もあいまい」として、同月28日に大館署に被害調書を提出した。
市は県や大館署の動きを見ながら、同社に対して原状回復と損害賠償を求めることにしている。