ID : 13511
公開日 : 2009年 10月 7日
タイトル
農林水産研究センター 豊後大野へ本部移転
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新聞名
大分合同新聞
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元URL.
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_125496457963.html
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元urltop:
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写真:
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農林水産研究センターの再編を検討していた県は7日、具体的な「改革素案」を公表した。九つの研究所・試験場を農業、畜産、林業、水産の4研究部に集約する。センター本部を県庁から豊後大野市に移し、農業研究部も置くなど、研究拠点としての性格が強まった形。県民の意見を募り、来年4月から実施する方針。
片岡登喜男農林水産部長らが会見。センターの名称は「農林水産研究指導センター」に改称。本部を豊後大野市に移す理由を「農業、畜産、林業の研究施設、担い手育成の拠点である農業大学校が集積するため」と説明した。 農業研究部は、安全農業研究所(宇佐市)、野菜・茶業研究所の宇佐試験地、久住試験地(竹田市)など5カ所を統合。同研究部内に水田農業(宇佐市)、果樹(国東、宇佐、津久見各市)、花き(別府市)の3グループ(分場)を置く。 林業試験場(日田市)ときのこ研究所(豊後大野市)は林業研究部(日田市)、水産試験場(佐伯市)と浅海研究所(豊後高田市)、内水面研究所(宇佐市)は水産研究部(佐伯市)とする。再編に伴い、久住試験地、産業工芸試験所(日田市)、内水面研究所の冷水魚研究施設の3カ所は遊休化する。 センター改革は「産地間競争に勝ち、もうかる農林水産業の実現」へ、現場ニーズへの対応や、研究のスピード化を重視する。重点研究分野に(1)ブランド化のための技術開発(イチゴや焼酎用大麦などの独自品種開発)(2)マーケット起点のものづくりを支える技術開発(完熟トマトの品質向上など)―の5項目を挙げた。研究課題も294から100に厳選する。