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ID : 13477
公開日 : 2009年 10月 5日
タイトル
水と緑の地球環境:都市部で植樹効果 雨水の地下浸透を促
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/life/ecology/news/20091006ddm012040047000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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「自然のトータルシステムによる森づくり」を主張する宮脇昭・横浜国大名誉教授が植樹指導した都市部の植樹地で、路面の透水性舗装など雨水を下水に流さず地下に浸透させる動きが広がっている。ヒートアイランド現象(都市部の異常な気温上昇)や都市洪水などが背景にある。植栽場所確保に悩まされる都市での植樹だが、水の自然循環の側面で見直されつつある。
 すべての区立小中学校計31校で今春、児童生徒らの植樹を実施した東京都豊島区は、植樹可能な場所をかき集め、計2800平方メートルに1万174本を植えた。来年度も継続、保育園など区の施設数十カ所で宮脇方式による植樹の実施を決め、用地造成費を計上した補正予算案を開会中の9月議会に提案している。
 区環境政策課によると、気温の上昇で地下浸透水が蒸発する際、周囲の熱を吸収するため、地表の温度が下がる。樹木や木陰も気温上昇を抑えることから、植樹地は、地上と地下の両面でヒートアイランドを抑制する。
 ところが、植樹の場所探しを通じ「区全体がアスファルトに覆われ、あまりにも土の部分が少ないことに気づいた」(同課)といい、雨水の地下浸透対策の必要性を再認識した。
 そこで、植樹地での地下浸透を図るほか、JR池袋駅の西口ロータリーの改装工事で、道路を透水性舗装する計画で、透水性舗装の駐車場など民間での広がりを期待している。
 04年から宮脇方式の植樹を続け、5カ所で約3万本を植樹した仙台市の輪王寺は、効果的に雨水を浸透させるため、植樹地の通路に間伐材のチップを敷いた。今年4月には50台収容の駐車場を透水性舗装や芝生などに変えたほか、雨水タンクを設けて夏場の打ち水などに活用している。
 日置道隆副住職(47)は「都市部が潤いを失い、空気が乾燥すれば、新型インフルエンザの広がりなど予期せぬことも起こる」と懸念する
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