ID : 13359
公開日 : 2009年 9月23日
タイトル
J2仙台、エチオピアにコーチ派遣 11年に計画
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090924t14003.htm
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写真:
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サッカーJリーグ2部(J2)ベガルタ仙台が2011年1月、エチオピアに下部組織のスクールコーチを派遣する計画を進めている。現地で活動するNPOと協力し、サッカーを通じた国際貢献をしながらコーチ
の指導技術向上も目指す。費用100万円はサポーターから寄付を募ることも併せて予定している。
派遣事業は、10年前から同国北部のラリベラで植林活動を行う「フー太郎の森基金」(相馬市、新妻香織理事長)などと共同で計画。現地を訪れるコーチ2人がボールをプレゼントした上で、子どもたちを対象にしたス
クールを数カ所で10日間程度開く。植林活動にも参加する。
新妻理事長によると、サッカーは現地の子どもたちに最も人気の高いスポーツだが、用具や指導者が不足している。ボールが買えない子どもたちは、衣類を丸めた即席のボールを使って広場や道路で遊んでいると
いう。サッカーを通した国際貢献を通じ、「植林活動への理解も広がってほしい」と新妻理事長は願っている。
派遣に当たってベガルタ側はコーチのスキルアップに期待している。斎藤美和子地域貢献推進課長は「サッカーに飢えている子どもたちに接することで、指導する姿勢に変化が起きてほしい」と貴重な経験を帰国後、
スクールで生かす考えだ。
ベガルタは10月25日、札幌戦を行うユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)に専用ブースを設け、活動をPRする。募金先は郵便振替で同基金02200―3―92025。