ID : 13277
公開日 : 2009年 9月18日
タイトル
あずまやを手作り、9月末にも完成 茅野の「市民の森」
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_129013
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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茅野市米沢の吉田山(1146メートル)にある「市民の森」の入り口付近で、市民有志が整備しているあずまやが姿を現している。柱のヒノキや屋根材のカラマツなどに市民の森の間伐材を使っており、皮むき
から製材、組み立てまですべて手作り。いすやテーブルも置き、今月末の完成を予定している。
市民の森は、里山づくりを体験できる場を求める市民の声を受け、市が用地を選定して2007年11月にオープンした。市民有志でつくる「市民の森を創(つく)る会」が遊歩道や案内板の整備を順次進めているほか、本
年度は炭焼き体験ができる窯の設置や、巣箱を設置して生息する鳥を継続的に観察する「野鳥の楽園」づくりも始めている。
あずまやは、「創る会」の四阿(あずまや)等建設プロジェクトチームの12人が建てている。通称「市民の池」近くに昨年設けたのに続いて2つ目。入り口付近に象徴的なものがほしいとの意見が出て、6月から作業をし
ている。
唐傘をイメージした1本柱で、柱が直径30センチで高さ4・5メートル。直径6メートルの屋根を裏から支える垂木材には、市民の森に生えているコナラやヤマザクラ、シラカバ、ホオノキなど8種類の樹木を皮をむかず
に使っている。
休憩をした人たちが樹木の種類を覚え、森に興味を持ってもらおうと、材には名札も付けた。プロジェクトリーダーで建設会社社長の東城共栄さん(68)=茅野市泉野=は「子どもに関心を持ってもらいたい」と話して
いる。