ID : 13263
公開日 : 2009年 9月17日
タイトル
CO2削減へ木の皮を活用 日本大昭和板紙秋田工場で破砕機稼働
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新聞名
秋田魁新報
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元URL.
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20090916h
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元urltop:
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写真:
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県内製材所などで排出される木の皮(バーク)をボイラー燃料に有効利用するため、日本大昭和板紙(東京)の秋田工場(秋田市向浜、花渕健一常務取締役工場長)が建設を進めていたバーク破砕設備が完
成し、今月から稼働している。ボイラー燃料の石炭使用割合を減らし、バークなど木くずの比率を高めることで、二酸化炭素(CO2)排出量を削減する。
新設備は全長約18メートル、高さ約4メートル。長さ約14メートルのコンベヤーでバークを破砕機まで運び、24のハンマーが高速回転する破砕機がバークを細かく切断する。年間2万トンの処理能力がある。総工費は
約1億円。
バークは県内製材所やチップ工場など二十数社から、同秋田工場が買い取って収集。製材所側ではこれまで、排出されるバークの処理のために要する運搬費用や処理代が負担となっていた。同工場は年間1万8千トン
の収集を見込んでおり、CO2削減に向け、バークを調達する企業数を拡大することも視野に入れている。