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ID : 13153
公開日 : 2009年 9月 9日
タイトル
山梨市環境センター:「木片からバイオオイル」実証試験--国補助受け
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20090909ddlk19040178000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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◇エネルギーも地産地消 間伐材、剪定枝を有効利用
 山梨市南の市環境センターで、間伐材などの木片からボイラーやディーゼルエンジンの燃料にも使える「バイオオイル」を作る全国初の実証試験が進められている。同市が栃木県森林組合連合会(宇都宮市)と連携し て取り組む「森林資源活用型ニュービジネス創造対策事業」の一環。12年度をめどに実用化を目指す。
 同事業は森林資源から新エネルギーを作り出す林野庁の補助事業として、同連合会が昨年夏に始めた。木質バイオマスを利用した新エネルギー開発に取り組む山梨市に声をかけ、市が場所や原料を提供する形で、今 年5月に本格的な実証試験が始まった。
 試験では、おがくず状にした木材と溶媒を混ぜたものにマイクロ波を照射して木材の成分を分解。木材と同じ質量のバイオオイルを精製する。市環境センターに設置された装置では、約8時間の稼働で0・2トンの木 材を液化させることができる。試作段階のため、まだ燃料として利用することはできないが、今後の研究で、軽油や重油の代替燃料への加工が可能になるという。
 山梨市では、間伐材に加え、市内の果樹農家から出る大量の剪定(せんてい)枝に着目。木の種類によって液化効率に違いがあるため、市は今後、JAフルーツ山梨などの協力で集めた桃やブドウの剪定枝約200キロ で実験を進める予定だ。
 一方、同事業とは別に、市環境センター内に木材のチップをガス化させて軽油を作る施設の設置も予定している。同センター内には、廃食油からバイオディーゼル燃料を精製する設備も整っている。市環境課新エネ ルギー推進室の岡富美雄主任は「地産地消型のエネルギーモデルを作っていきたい」と話している。
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