ID : 12988
公開日 : 2009年 8月27日
タイトル
“田舎暮らしの魅力”発信 北杜・増富再生協が活性化計画
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新聞名
山梨日日新聞
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元URL.
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/08/21/15.html
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元urltop:
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写真:
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北杜市須玉町増富地区の増富地域再生協議会(小林忠雄会長)は、豊かな自然環境や伝統文化を生かした地域活性化に取り組んでいる。農家に民泊し、田舎暮らしを体験する子ども向けのキャンプを企画し
たほか、地区内の伝統行事を映像に記録し、情報発信することも検討。増富地区の魅力を広く伝えることで、都市部との交流人口増加につなげたい考えだ。
同協議会は18、19の両日、市内外の小学生21人を招いてサマーキャンプを開催した。参加した子どもたちは夏野菜の収穫や川遊び、農村オリエンテーリングを体験。夜は地域の農家6軒に分宿して寝食を共にし、
地元住民と交流した。
韮崎北東小4年の石沢敬司君(9)は「ジャガイモ掘りが初めての経験で楽しかった。1人で参加したけど、新しい友達もできた」と笑顔。小林会長は「いずれは親子連れや県外からの林間学校など、大人数を受け入れら
れる態勢を整えたい」と語る。
一方、どんど焼きや獅子舞、筒がゆなど各種伝統行事のほか、道祖神の石像などをDVDに記録。後世に伝える資料として保存、配布する予定だ。このほか、増富ラジウム温泉郷と連携し、間伐材を木質バイオマスと
して活用して、たきぎなどに変換することを検討。地区内の見どころを紹介するガイドマップの作製、ボランティアガイドの養成なども計画されている。
事業は、増富地区が農山漁村(ふるさと)地域力発掘支援モデル事業に採択されたことから、国補助金を活用して実施。小林会長は「地域資源を発掘、活用し、活性化につなげたい」と話している。