ID : 12956
公開日 : 2009年 8月25日
タイトル
金山杉間伐材使いテーブルセット 町森林組合が製作・販売
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新聞名
山形新聞
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元URL.
http://yamagata-np.jp/news/200908/25/kj_2009082500450.php
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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金山町森林組合(岸三郎兵衛組合長)は、金山杉の間伐材を利用した「アウトドア用テーブルセット」を作り、販売している。くりぬいた中央部分にこんろを取り付ければ野外などでバーベキューを楽しむことが
できるほか、こんろを外し、ふたを乗せれば普通のテーブルとしても使える。収納も簡単で、木材のぬくもりが伝わる製品として注目されそうだ。
木目が美しく、良材と評価されている金山杉。この杉の間伐材(樹齢35~60年)を活用し、屋外のバーベキュー用としてこんろの取り外しができるテーブルを考案したのが「アウトドア用テーブルセット」(長さ150センチ、
幅90センチ、高さ70センチ)。
杉材のうち堅く腐れにくい赤み部分の板を使ってテーブルとし、中央部分をくりぬいて「ふた」を自由に取り外して、こんろを設置できるようにしたのが特徴。1枚の杉板(長さ150センチ、幅7.5センチ、厚さ4センチ)を10
枚並べて作った。
板自体がわん曲する習性を持つため、樹皮に近い木表(きおもて)と樹心に近い木裏(きうら)を組み合わせ、天板の裏側に細い板4本を「そり止め」として固定、平らになるようにした。
中央のそり止め2本はバーベキュー用こんろ(2層式の鉄板を使用)を乗せる部分にもなっている。こんろを取り外してふたを乗せれば、普通のテーブルとしても利用できる。
雨や直射日光による腐食を防止するため、表面には防腐剤も施している。また、脚柱部分や長いす(長さ150センチ、幅31センチ、高さ40センチ)も金山杉を無駄なく有効に活用。
製作を担当した同組合の柿崎尚也さん(36)は「こんろを簡単に取り外しでき、テーブルにも使えるように作った。欠け節、腐れ節の部分は使用していない。持ち運びも簡単で、外でバーベキューを楽しんだ後は収納も
できる。自分で組み立てられるようにパーツにして配送している」と話す。
このバーベキュー用テーブルは、長いす2脚、こんろ付きで5万円(消費税別)。金山町森林組合0233(52)2840。