ID : 12557
公開日 : 2009年 7月16日
タイトル
バイオマスチップ:“木くず”ボイラーでCO2削減--阿武町に設置
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20090715ddlk35040397000c.html
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元urltop:
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写真:
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温泉、プールに使用 施工会社「今後はハウスの熱源に」
建設廃材などをチップ化した原料を燃焼させる「木質バイオマスチップボイラー」が阿武町に完成。さっそく、「道の駅阿武町」に併設されている温泉施設「日本海温泉テルメ阿胡」と温水プールを温めている。町が昨年
度策定した「バイオマスタウン構想」の一環で設置されたもので、これまでは重油燃料(年間120キロリットル、ドラム缶600本分)を使っており、年間324トンの二酸化炭素が削減される。
施工したのは吉岡土建(吉岡正社長)。「公共事業の減少で安定成長が見込めない」と、2年前、国土交通省の新分野進出支援事業の採択を受け、同構想の補助金を活用。約7800万円をかけて建設した。
グループ企業が建設廃材などの木くずをチップ化して供給。年間400トン使用する見通しだ。町は温水プールの屋根に20キロワットのソーラーパネルも設置して二酸化炭素削減を進めている。吉岡克巳・取締役部長
は「エネルギーの地産地消で、これから間伐材なども活用しハウス栽培の熱源にも広げていきたい」と話している