ID : 12486
公開日 : 2009年 7月10日
タイトル
住友林業の社有林管理がオフセット・クレジットに登録
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新聞名
ecjapan
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元URL.
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/news/20090710/101833/
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元urltop:
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写真:
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住友林業が進めていた宮崎県・山瀬地区の社有林管理プロジェクトが、環境省が推進するオフセット・クレジット(J-
VER)制度で、「持続可能な森林経営促進型プロジェクト」の第1号として登録された。同社は、5年間平均でCO21795t分のクレジット発行を見込んでいる。
オフセット・クレジットはカーボンオフセットのために使われるクレジットのことで、環境省が推進しているJ-
VER制度は、委員会の管理に基づく第三者検証などを認証の条件とし、信頼性が高いとされる。当初はCO2排出削減プロジェクトのみが対象だったが今年3月、林野庁と連携し、森林のCO2吸収量を増加させる森林管理
プロジェクトを追加した。
正式には、第三者検証後、J-
VER認証委員会の承認を経てクレジットが発行される。同社は獲得したクレジットを同社グループのCO2削減目標の達成にあてるとともに、社外への販売や自社製品のカーボン・オフセットへの活用を検討する。
オフセット・クレジットの活用が山林経営の採算性向上につながる事例が出てくれば、国内全体の山林活性化や森林整備にもプラスに働く。