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ID : 12440
公開日 : 2009年 7月 8日
タイトル
松枯れ材からエコ燃料 木質ペレット製造
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20090708/CK2009070802000137.html
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元urltop:
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写真:
 
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松枯れ材を原料とする木質ペレット燃料の製造が、前橋市苗ケ島町の電力中央研究所(電力中研)赤城試験センターで始まった。木質ペレット燃料は燃やしても大気中の二酸化炭素(CO2)を増やさないとみ なされ、地球温暖化対策として期待されている。当面は敷地内で伐採した木材から年1000トンを製造するが、将来的には木材の調達先を赤城山南麓(なんろく)に広げ、製造量も増やす計画だ。 
  (加藤益丈)
 同センターの敷地内には現在一万本を超える松が生育している。しかし、十年ほど前から松くい虫による被害が深刻化し、二〇〇二年度は約百本だった伐採本数が〇七年度は千七百本余りに急増。さらに〇八年度に は二千本を超え、施設のメンテナンスなどを請け負う「セレス」(東京都)に対策の検討を依頼していた。
 セレスは三月、今後五年間にわたり毎年二千本を伐採する同センターの計画に合わせた木質ペレット製造設備を、約一億円をかけて設置。六月から稼働を始めた。現在は製品の品質向上に向けた調整中でフル稼働は していないが、すでに販売先もあるという。
 木質ペレット燃料は燃やせばCO2を排出するという点は化石燃料と同じ。しかし、もともと樹木が光合成で吸収、固定したものが大気中に戻るだけで、大気中のCO2を増やさないとみなされる。セレスの岡野利明社長 は「赤城南面の松枯れはひどい状況。これまで捨てるほかなかった木材を、地域の皆さんと協力して資源にしていきたい」と話した。
 また、伐採した跡について、電力中研赤城試験センターは敷地内の樹木の種類を広葉樹などに転換する。〇八年度は約六千五百本を植林した。
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